…… 。 2016.4/20
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記憶に残っているお客さんもいらっしゃると思いますが
猪口屋の箸置きは以前‘落花生’でした。
食べられる箸置き。これはこれで良かったのですが
落花生は味の当たり外れもあるし
お客さんの退席後、殻の落とし物に気付けず他のお客さんが踏みつけてしまい、あらら。がよくある光景。

箸置きの存在を私は勝手に、リゾートホテルに到着した際に供される‘ウェルカムドリンク’の様な
おもてなし的な存在でありたいと考えており
落花生に変わる何か良い物はないかなぁ~と、何年もずっと探していました。


二年前、澤田さんという方が作る古伊万里と古唐津「漂着陶片箸置き」に
出会えた時の感動はひとしおでした。
やっと出会えた…!正に一目惚れ。
(漂着陶片とは、江戸時代に佐賀の有田で作られた陶器を本州に向けて船で運ぶ途中
座礁した船の積荷から流れ出た陶器のカケラが時を経て浜辺に流れ着いた物です。
澤田さんの箸置きはその陶片に漆を塗り、磨いては塗って…を何度も繰り返して、出来上がります)



そんな箸置きをご縁に、
猪口屋でも、陶片箸置きと古伊万里継ぎ器の販売をさせて頂けることに。
澤田さんは、ご夫妻で骨董&器ギャラリーと、金継ぎ工房を営んでおり
今年のお正月にも飲んで食べて話は尽きず、とても楽しい時間をご一緒させて頂きました。

ご夫妻のお店は「ギャラリー満」という、とても上質なシビレル器たちが佇むお店で
熊本中央区にあります。



今回の地震で まさかと思うが…… と心配していましたが
突然被災地となってしまい、非日常となった混乱の中、
遠く離れた外野からの電話で、応対に疲れさせても、気遣いさせてもならぬ でしょう。と
連絡を控えていましたが、本震といわれる二度目の地震が起きて雨が降って
流石に心配の度も超え、電話してみました。

二人とも無事です!と、奥様まゆみさんのハリのあるお声が聞けて
心底安堵できましたが、
「今日のお水を確保するのが今の最優先事項」と。
大きい事も、小さくても、たくさんの‘困ったこと’が生じている連日におかれているのだ、と
たいへんなストレスが伝わってきました。


こんな事を想像するのも、少しばかり不謹慎かもしれませんが もし
猪口屋がココだったら、そしてその近くに住まいだったら、、と想像すると
来月からどうすっか …… 。わからない。
ほんのちょっと先の、来月さえ思い浮かべることができません。

関東人の私にも、東日本大震災と原発事故から
地震というものが、それまでの ‘遠いどこかの他人事’ ではなくなったのは確かですが
私は‘日常を失った当事者でない’と思うと当事者の不安は推し量れないことを感じます。


だからこそ‘逸る気持ち’があって・・
福島の今に関してもそうですが、支援の仕方や継続も、思う事も色々あれど
こうして震災のことを文章にするのは簡単じゃないし、言える立場にもないですが
今は静かに目を向けていれば、店としてそのうち何か力になれる事が見えてくるだろうと思ってます。



現地で困難に立ち向かっている方々、遠方から対応に追われている方々、
今の不安が少しでも軽減し
少しずつ、あの日常に戻れるますように。

熊本、大分で地震被害に遭われている方々に
あらためて お見舞い申しあげます。
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GW 2016.4/28
皆様、いつもありがとうございます。
GW連休中の臨時営業はありません、店の定休通りのお休みとなります。

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